ITコーディネータの資格更新とは

先日、ITコーディネータの勉強会があり、そこで今年登録したという同業者の方と知り合いました。と言っても、企業にお勤めの方です。

私が2年前にITコーディネータの登録をしたと知ると、質問が。
「更新、めちゃくちゃ不安です。ポイントクリアできますか。」

それは、私がITコーディネータの登録をしようと思ったときも同じ。資格更新には、1年度で10ポイントが必要です。私が登録開始した2015年は、3年で30ポイントだったので、結構頑張ってポイント取得したんですが。

結論は、無問題でしょう。

まず、いわゆる独立系のITコーディネータであれば、ITや経営関係のセミナー講師をする、展示会で情報を仕入れる、実際にITコンサルティングを行う、それらでポイントは十分稼げます。もちろん、各地で行われている勉強会・セミナーの類いも、ポイントを得ることができます。

★私も講師をしましたが、実績として計上したのは、マイナンバー関係か、情報セキュリティ関係だけです。なんとなく。

★展示会の情報は、中小企業庁、ITコーディネータ協会、近畿経産局関係のメルマガに登録しています。もちろん、所属しているITC近畿会からもメルマガが来ますので、展示会の情報、セミナーの情報は仕入れることができます。

★参加するセミナーも、私は、人事労務系は無視、IT・情報セキュリティ関係のセミナー・勉強会だけ実績として入力しました。

お金をいただきながら、更新のためのポイントも手に入れることができます。無料のセミナーも非常に多いので、お金を出してまで受講することはないかもしれません。

登録後3年度以内に受講必須のフォロー研修は、それなりに費用が掛かりますが。

さて、企業内で勤務・所属しているITコーディネータであれば、どうか。
独立系と基本的には同じではないでしょうか。お客様の指導もあれば支援もある。情報収集の一環として、展示会に行く。そのまた逆の展示会のサポート要員として参加する。

全く、今の新しい情報を得ることをしなければ、更新するためのポイントは入ってきませんが、普通(!)は自分のためにもお客様・支援先のためにも勉強はするはずです。

関連資格の更新をすれば、6ポイントもらえるので、残りは4ポイントです。
なぜか、当初社会保険労務士の資格は、更新ポイントはいただけなかった記憶があるのですが、昨年?から資格を維持することで6ポイントが付与されるように。更新条件に関する運用ガイドラインで確認しても、今年度も6ポイントもらえるようです。

逆に、ざっと見たところ、情報セキュリティマネジメント試験の取得合格時のポイントがなくなっています。簡単すぎた??

まあ、独立系であろうと、勤務であろうと、更新のポイントは気にする必要がないと思います。忘れないように、取得ごとに手続きを踏めば問題はないと思います。

実績活動報告書も、ブラウザから入力するだけですので、当初心配したことはすっかりクリアになりました。心配無用と言うことです。

あとは、「更新するのか」という根本的な問題の方が重要に。
役に立っていなければ、更新料ももったいないですから。