人事労務・給与計算の業務に、RPAは不要
タイトルから、いきなり最近のトレンドを否定するものにしてしまいました。が、タイトル通り「人事労務や給与計算・勤怠管理の業務に、RPAは不要です」。大企業の事情は分かりませんが、従業員数にして1000名までなら、RPAを導入する価値はありません。
(と書いても、読む方が少ないので~)
ここ数ヶ月、RPAの勉強会に参加しています。それを受けての感想です。
シナリオ・アクティビティは、作成者の考えをそのまま反映しますので、そこが怖いですね。個人差があるとみて、間違いありません。実感として、先に業務マニュアルの整備をした方が良いです。
その理由は、
- 人事労務、給与計算、勤怠管理のアプリケーションが優秀
- そのアプリを十分活用すれば、欲しいデータや処理はできる
これに尽きます。
人事労務の業務は、基本会社内で完結しますので、RPAが必要な業務・書面は少ないはずです。あったとしても例外的な内容や事項であり、人力で処理する以外には方法がない場合もあります。
人事労務以外で実際に相談されたのが、立替経費の処理、出張旅費の処理です。が、これも該当者が決まったフォーマットに入力するようにすれば、RPAを利用せずとも処理できると思います。アプリもありますし。
人事労務や給与計算周りで、RPAの導入を検討している場合、果たしてその業務は現状のやり方が適切なのか、そこから検討してください。アプリケーションでは、対応不能なのでしょうか。
後ろ向きでなく、市販のアプリ・ソフトの類いも優秀なものがあります。今お使いのものでも、処理できるのでは?
少なくとも千名程度までなら、人事労務の業務でRPAは要らないと断言します。