短時間の社員が増えてきたので、情報共有ができない

ある企業の方から、次のような話しが雑談の中で出てきました。
「最近、応募者のニーズを聞いていたら、パートタイマーばっかりになってしまって。もう、担当者制が取りにくくなってきてるんですが、良い解決方法ないですか。」

ある企業ですが、専門の商社です。営業よりも、お取り引きの関係で担当者制を採用していました。それが、フルタイムの正社員が取れなくなって、その関係でパートタイマーを多く採用することに。それで何が困ったかというと「担当者は、休んでいます(出勤日、出勤時間ではないこと)」。

急遽、引き継ぎ事項を原始的なノートで管理することに。
「ノートって、紙のノートですか?」
取りあえず、担当の会社ではなく担当者ごとにノートで申し送りや引き継ぎをすることにしたと。ただ、情報共有・情報検索にならず、困っているのが現時点での直接の問題とか。

「無料で、CRMシステムがありますけど、取りあえず使ってみては?」
※顧客関係管理(こきゃくかんけいかんり、Customer Relationship Management(CRM))とは、顧客満足度と顧客ロイヤルティの向上を通して、売上の拡大と収益性の向上を目指す経営戦略/手法である。顧客情報管理、顧客関係構築、単に顧客管理と訳される場合もある。ウィキペディアから引用。

数日後メールで連絡があり、まずは導入してみることになったと。過去にCRMシステムを使ったことがあったが、時代は変わったんですねとコメントがありました。昔のCRMシステムは使いにくかったそうで、えらく感激しておられました、何を選択したのかは分かりませんが。


実は、これと前後して、小売業の方からも同じような軽い相談を受けていました。やはり原因は、短時間社員の増加だとか。

同じく無料のCRMシステムをまず取り入れていただくようアドバイスしたのですが、後日「採用しなかった」旨の連絡をいただきました。

その理由は?
販売インセンティブをどうするのかと言う問題や、対応サービスの差による問題があり、導入しにくいと。結果、申し送り事項(主に引き渡し)も、従来どおり今までと同じにすることにしたので、新しいシステムを無料であっても導入する必要まではないと…。


なかなか難しいですね。