RPAはまだまだ、AIも未知数

ITコーディネータの集まりで出た、半分の結論は「RPAは、従業員数が多くないと、使えない」「そもそも対象の業務が少ない」。

※RPA=ロボティック・プロセス・オートメーション:ホワイトカラーのデスクワーク(主に定型作業)を、パソコンの中にあるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する概念

以前にRPAについてブログ記事を書いたときにも、先にするのは、業務改善・業務改革であって、ツールやシステムを導入することではない、と。さらに今ある、ソフトやシステム、EXCELでも十分できることはありますから。

個人的にも従業員数50名よりも少ない企業でRPAが活躍するシーンは少ないと思っていたら、先輩ITコーディネータ(多くは過去職で大企業のSEさんとか)からも同じような意見が出て、ホッとしました。

たまに質問は受けますが、否定的な意見を言うと、「コイツ、ホンマは知らんな」という顔をされるのですが、RPAよりも、まず業務改善・業務改革。もっと書けば、法令遵守。

AI(人工知能)を利用したシステムやツールも、「入力するデータ次第」とも。意図的なデータを入力、学習させれば、意図的な結果を導き出すこともできる。新しいことを生み出すことができる訳ではないのが、AI。

別の集まりでは、「採用面接では、すでにAIを採用しているのでは」という声も出たのですが、面接ではなく書類選考(データ選考)です。

RPAが100万円を割って、相当低価格になっても、そもそも50名に満たない企業では使えないし、使う業務自体が存在していない。そんなことのないように、まずは業務分析をするところから始めるのが良いのでしょうね。中小企業にこそ、RPAは必要だという意見もあります。まずはRDAで?

従業員数が比較的多い大企業なら使えると言うことですので、導入を検討したり、研究を重ねるのも必要ではないでしょうか。