給与計算アウトソーシングはコストダウンの切り札?

「給与計算はアウトソーシングした方が費用が掛からない。」
と、ご相談や見積もりの依頼をいただきます。

じっくりヒアリングをしていくにつれ、
「うーん、あまり手間は変わらないね。」
と、言われるケースが実は多いのです。

現状の勤怠管理・勤怠集計、給与計算の仕組みをそのままアウトソーシングするだけでは、手間の部分はカットできません。手間の部分がカットできないのであれば、費用もカットしにくいと言うこと。削減するのならば、現状の給与計算の業務フローを変えることが重要です。変えると言っても、そこでITを利活用するだけです。

例えば、出勤・退勤などをパソコン、タブレットなどの電子機器を使って行う。もちろん、クラウド型ならランニングコストも掛かってきます。
ただ、一番よく言われることがコレです。
「うちの従業員、使えるかな。」
「高齢者の方が多いので、ちょっと無理。」

大げさに書けば、『ITリテラシー』の問題ですね。

給与計算をアウトソーシングする目的は何でしょうか?
「給与計算は社内の人間にはさせれない」企業様ならアウトソーシングしか選択肢が無いかも知れませんが。手間・時間・費用をカットするのが目的、コアコンピタンスに資源を投入するのが目的、色々あるでしょうが、達成したい目標は何でしょう?

丸投げするなら、派遣社員を使えば済む話しです。
言葉としての「アウトソーシング」、もう一度ご検討ください。