新規事業のアイディア

「新規事業のアイディアを社員一人につき、一つ出せ。」
と、私の知り合いの企業で業務命令があったようです。

ただ、出せと言われてすんなり出るようなら既に事業として展開しているのでは?

そんな時には、コレを参考に使いましょう。
「オズボーンのチェックリスト」

1.転用…他に使い道はないか?
2.応用…他からアイデアが借りられないか?
3.変更…変えてみたらどうか?
4.拡大…大きくしてみたらどうか?
5.縮小…小さくしてみたらどうか?
6.代用…他のもので代用できないか?
7.置換…入れ替えてみたらどうか?
8.逆転…逆にしてみたらどうか?
9.結合…組み合わせてみたらどうか?

これだけでアイディアがワンサカ湧き出すわけではありません。

一番分かりやすいのが「他の業種・業態に学ぶ」です。
「われわれの業界は、●●である。」「うちの業界では、●●が常識。」では、アイディアの出しようもありません。ステレオタイプでなく、柔軟に考えてみましょう。

「他の業種・業態に学ぶ」は表現としてキレイなのですが、パクリは表現を汚くしただけとも言えます。

先の知り合いの企業では、新規事業のアイディアが出てきたのでしょうか。
1部上場で、安定した企業の社員にいきなり「新規事業のアイディアを出せ」と言っても多少無理があります。

ただ、いつも言っていることが使えるかも知れません。
「できない理由を探すのでなく、どうしたらできるようになるのか考えよう」

株式会社 戦略人事研究所